モンスターXの色調整
用意する物
・MonsterX
・Monster-X設定ユーティリティ
・MxCpturもしくはHunuaa
・ARIBカラーバー
・AVIUTL > AviUtlのお部屋
・Lanczos 3-lobed 拡大縮小プラグイン > まるも製作所AviUtl プラグイン
・波形表示プラグイン:s_scope.auf > GNBの館
・YUVマトリックス交換2プラグイン(YPbPrゲイン調整プラグインに同封):yuvmatrixchg2.auf > AviUtlプラグイン置き場
準備
1 AVIUTLの入っているフォルダにlanczos3.aufとs_scope.aufとyuvmatrixchg2.aufを入れる。
2 AVIUTLのフィルタ順をLanczos 3-lobed 拡大縮小>YUVマトリックス交換2>波形表示の順に設定する。
3 どこかのデジタル放送からARIBカラーバーをレコに録画しておく。
4 レコに保存したARIBカラーバーの色域を判断して、BT.709ならYUVマトリックス交換2を使用して【YPbPr48→YCbCr48】へチェックを入れてBT.601へ変換する。
※ Monster-X設定ユーティリティのオートゲイン、オートオフセットをオンにしてカラーバーをPCで再生して下のどちらの色の方が近いか確認する。
5 AVIUTLでLaczos 3-lobed拡大縮小を有効にして1024x576程度に設定しておく。
色調整をする
輝度Yを調整する。
1 Monster-X設定ユーティリティでオートゲイン、オートオフセットをチェックオフしてMJPEGかHUFFYUVでPCへ記録する。
2 PCへ記録したしたカラーバーをAVIUTLへ読み込ませる
3 波形表示の設定で位置表示にチェックを入れ波形表示プラグインのYを動かして測定範囲をカラーバーの一番下の領域に持って行く
4 位置表示のチェックを外しMonster-X設定ユーティリティのY Offsetを前後してPCへ録画を繰り返し0%輝度を調整(白線)
5 Monster-X設定ユーティリティのY Gainを前後してPCへ録画し100%輝度を調整(白線)
色差PbPrを調整する。
1 波形表示プラグインのYを動かして測定範囲をカラーバー部へ持って行く
2 位置表示のチェックを外し左右のグレー部分に注目して、Pb(ブルーのライン)、Pr(赤のライン)がセンターに来るようにMonster-X設定ユーティリティでPb、PrのOffset値を調整する。
※調整前
※調整後
3 波形表示プラグインのYを動かして測定範囲を下から2番目へ持って行く
4 一番右側に注目して赤のラインが255になるようにMonster-X設定ユーティリティでPrのGainを調整する。(赤線)
5 波形表示プラグインのYを動かして測定範囲を下から3番目へ持って行く
6 一番右側に注目して青のラインが255になるようにMonster-X設定ユーティリティでPbのGainを調整する。(青線)
確認する
1 波形表示プラグインのYを動かして測定範囲をカラーバー部へ持って行く
2 波形表示プラグインの色ベクト+印の所にだいたい角がきているか確認する。
3 波形表示プラグインのRGB表示にチェックを入れて、RGB各色が75%ラインに揃っているか確認する。
TVスケールの場合
補助線をCCIR601用にするにチェックを入れてTVスケール用の補助線を表示指す。
後はPCスケールの時と同様に調整する。
YGain、YOffsetを調整する
PbPrのOffsetを調整する
PbGainを調整する
PrGainを調整する
RGB表示で確認する
ベクトル表示で確認する
備考
・ふぬああ使う場合やMxCapturで色設定を指定しない場合は録画が始まってからMonster-X設定ユーティリティのリセットボタンを押さないと設定が反映されません。
・この設定は基本的なPCスケールでの設定です。スーパーホワイト部分を残そうとする人はまた別の設定値になります。TVスケールで記録するためには各上限、下限値を「補助線をCCIR601用にする」にチェックを入れてその補助線に従って設定してください。
・記録にPIC MJPEGを使う場合0-255を超える数値がすべて0-255になってしまうことがあります。そうなると調整にちょいと面倒なのでhuffyuvを使うことをお勧めいたします。
・同じレコやチューナーからでもD3出力時とD4出力時で大きく設定が変わることがあります。特に各オフセット値が変わるようです。
・PV3/4は持ってないので確かなことは言えないのですが基本的に同じだと思います。